近隣トラブル例_大家さん編

ooya.jpg近隣トラブル
近隣トラブルは住民同士の問題ですが、問題はそれだけには留まりません。
迷惑を被っていると思っているアパートの住人は、大家さんに仲介を求めてくるからです。
近隣トラブルは大抵の場合、どちらか一方の感情がこじれている場合が多く、大家さんに仲介を求めた方も既にかなり困っている状態ですので、ここは何とかしなくてはいけません。
それでは、近隣トラブルを相談された時、大家さんはどのような対応をしなくては行けないのでしょうか。

近隣トラブル発生
あるマンションで騒音による近隣トラブルが発生しました。隣の住人が騒音を出して夜寝られない、というものです。
この場合の、大家さんの取るべき態度・行動はどうあるべきなのでしょうか。

騒音トラブルの場合
このような問題が起きた場合、大家さんには問題を解消すべき義務があります。
但し騒音トラブルの場合には難しい問題もあります。基本的にアパートやマンションの場合、その住居構造から隣や上階・下階からの騒音をゼロにすることは出来ない、と言うことです。
そのため、実際にはその騒音が社会通念上から許容される範囲を超えているかどうかという判断が必要になるのです。
社会通念上の騒音限界とは、一般的には県や市町村が定める環境基準が目安となります。
日常生活での騒音レベルとしては、静かだと感じるのは45dB(デシベル)以下であり、環境基準として望ましい音のレベルは40-60dBであると言われています。
因みに、騒音レベルとは以下のようなものです。
・70dB:掃除機、騒々しい街頭、キータイプの音
・60dB:普通の会話、チャイム、時速40キロで走る自動車の内部
・50dB:エアコンの室外機、静かな事務所
・40dB:静かな住宅地、深夜の市、図書館

騒音は人によって受け取り方が違いますので、公正な判断をするためにも、発生している騒音レベルを具体的に測定することが望ましい、となります。
また、60dB以上の騒音が夜中や早朝に発生しているという記録もあるかどうか、も明確にしたいところです。
大家さんとしては、これを一つの目安として、あとは問題発生の経緯などを双方から聞くなど、個別に判断していく必要がありそうです。

許容範囲を超える騒音
通常、アパート等の賃貸借契約書には「賃借人は騒音などにより近隣へ迷惑をかけないように使用する」旨の記載があるはずですので、
許容範囲を超える騒音を出してそれを止めない住人に対しては、この契約遵守義務違反を理由に賃貸借契約を解除することは可能です。

許容範囲を超えない騒音
問題はこの場合です。
騒音の相談を受けても社会通念上問題無いと思われる場合は、双方からよく話を聞き、大家さんの裁量で問題を解決するしかありません。
大家さんとしては、近隣同士が住みやすい環境を作っていく努力をする必要があるでしょう。

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